高校二年生の秋くらいになると、京都市内にある大手の進学塾に通い出す子どもたちが増えます。これは間近で三年生が、必死に努力している様を見ていることもありますし、学校でもそろそろ受験に対する心構えなどを指導する時期だからです。京都の進学塾は基本的に集団授業ですので、それに合わないタイプの子どもには、親が家庭教師を依頼するようです。また、家庭教師を付けるような家庭の子どもは、それなりに入学するのに難しい学校を志望しているケースが多いです。
二年生の秋からと言っても、二学期は学校行事なども多く、すぐに冬休みがやってきます。それでは難しい目標を持っている子どもを指導する場合、どういった点に注意すればよいでしょうか。基本的に家庭教師の時間は、授業の予習に当てられるようにします。すると学校でふたたび同じ単元を習うとき、知識の定着率が倍ほども異なります。
効率よく勉強を進めるために、家庭教師の時間は、予習になるように進めていきましょう。また二年生の冬休みに、一年生の内容も含め、それまでに習ってきたことの総復習を完了させます。苦手教科には必ず知識の抜けがありますので、それを補強してください。二年の冬休みまでにこの作業が終わっていると、受験の天王山といわれる三年生の夏休みに、応用問題や発展問題を中心とした勉強ができ、非常に有効に使えるのです。
また、いわゆる有名校については、さまざまな情報が出回ります。過去問を含めて、京都の家庭教師派遣センターなどで、有益な情報を得たら、必ず教えている家庭に伝達するようにします。受験までは子どもと二人三脚になります。常に先を見越して指導するように心がけてください。